タタミさんのブログ

お笑い好きの一般人です。宜しくお願い致します。台本を書いたり、大喜利をやったりします。Twitter→@ptnks8

漫才台本その12「RPG」

ボ「俺、RPG作ってきたからやってみてよ」

ツ「せっかくだからやってみようか」

ボ「勇者となって、魔王にさらわれた姫を助け出すゲームだから」

ツ「楽しそうじゃない。さっそくやってみよう。ちなみにゲームのタイトルは?」

ボ「ゴンドラクエスト」

ツ「ゴンドラクエスト!?ゴンドラ乗って冒険するみたいな感じになるけど!?そこはドラゴンじゃないの?」

ボ「ドラゴンだと著作権がマズいからね」

ツ「そりゃそうだ。気づかなかったわ。ゴンドラクエストね。さっそくやってみよう」

ボ『テーテテテーテーテー♪』

ツ「はじまった」

ボ『ゴンドラクエストを始める前に、良い子のみんなは部屋を明るくして、テレビから離れてプレイしてね』

ツ「ちゃんとしてんだね」

ボ『ゲームのプレイ時間は決められた時間をちゃんと守り、また、誤ってコントローラーを飲み込んだりしないよう気を付けてね!』

ツ「対象年齢何歳かな!?ちっちゃい子に向けた注意喚起が多いけれども!それとコントローラー飲み込める子はいない!」

ボ『まず、名前を入力してね』

ツ「名前からか。じゃあ俺の名前、サトシ!」

ボ『村人の名前をサトシに決定しました』

ツ「村人の名前かよ!何決めさせてんだ!」

ボ『次に、勇者の名前を入力してね』

ツ「こっちかよぉ!サトシはさっきつけちゃったしなぁ・・・。苗字のタナカでいいや」

ボ『勇者の名前をタナカに決定しました。それではゲームをスタートします。「おぉ勇者タナカよ、目覚めたか」』

ツ「あ、王様かな」

ボ『「勇者に頼みごとがあるのじゃ」』

ツ「お、さっそく、姫を助けに行くのかな?」

ボ『「今日の会議で使う書類をコピーしてきてくれぬか?」』

ツ「いや雑用!下っ端ががやらされるやつ!もうちょっと勇者らしいことを頼んで来いよ」

ボ『「姫が魔王にさらわれたのじゃ」』

ツ「そうそう、そういうやつね」

ボ『「ワシが救いに行くから、留守番を頼む」』

ツ「お前が行くんかい!勇者がいるんだから勇者に頼めよ!なんで勇者が留守番なんだよ」

ボ『「姫を救いに行ってくれ」』

ツ「もちろんだとも!」

ボ『「魔王の城の場所は、絵地図で描いておいたぞ」』

ツ「ありがたいね」

ボ『「描いたのは、はい〇しょ〇こ先生じゃ」』

ツ「何描いてあるかわかんねぇ!スプ〇の惨劇が繰り返されるというのか!」

ボ『「そして勇者に旅の資金として、500ゴールド・・・分のクオカードを渡そう」』

ツ「使い勝手わりぃな!どこで使えるんだよそれ!」

ボ『「ここの一階の雑貨屋で使えるぞ」』

ツ「併設してんの!?百貨店みたいになってんのここ!?特殊なお城だ!」

ボ『「そして武器も渡しておこう」』

ツ「これはありがたいね」

ボ『「目薬じゃ」』

ツ「目薬!?」

ボ『「敵と会ったときは、これでウソ泣きするのじゃ」』

ツ「女の武器!?涙は女の武器というけれども!俺は勇者なんで勇者っぽい武器をくれ!」

ボ『「銅の剣じゃ」』

ツ「勇者っぽくていいね!」

ボ『「スクラッチを削る時にも役に立つぞ」』

ツ「そんな使い方しないんで大丈夫です!武器として使うから!」

ボ『「さぁさっそく魔王の城へ向かうのじゃ!」』

ツ「よっしゃ!出発だ!」

ボ『「魔王の城は、この城を出て徒歩2分のとこにあるぞ!」』

ツ「ご近所!?その距離じゃろくにレベル上げもできない!」

ボ『「魔王の城に行くときに、この回覧板も持って行ってくれぬか?」』

ツ「いや雑用!これから倒しに行く相手に持っていくのは嫌だ!」

ボ『「ついでに、魔王に借りてたマンガも返してきてくれ」』

ツ「めっちゃ仲良し!もういいよ」